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機械翻訳シンポジウム
機械翻訳シンポジウム
https://www.tut.ac.jp/event/170424-10155.html
豊橋技術科学大学主宰のシンポジウムに参加してきました。
テクニカルな話はなかったですが、いろいろ勉強になりました。
去年、Google翻訳の日本語の流暢さに衝撃を受けた私ですが、これはニューラルネットワークの技術を使っています。
翻訳というのは、精度を80%以上上げようと思うとなかなか難しいらしいです。
つまり、単なる言葉の意味を超えて、その人が言おうとしている主旨を理解する必要があるからです。
これは、AIに「常識」というバックボーンを持たせることになります。
この「常識」というのは膨大な情報なのでルールベースでは難しい。
そこでニューラルなわけです。詳しいことはわからないですが(汗
翻訳作業というのは大きく2つに分かれます。
文章の翻訳と会話の翻訳です。
さらに文芸モノというジャンルもありますがこれは置いといて・・。
会話の場合は、先ほどの「常識」をある程度持たせないと流暢な翻訳は難しいわけです。
この分野で現在では人間が上回りますが、その差は縮んでいくでしょう。
しかし、常識を持ったAIって結構究極ですよね。
かぎりなく人間に近い。
あ、でも感情がないから別物?
とよく聞く難問にぶつかります。
会場では、マイクロソフト社によるリアルタイム翻訳のデモも行われました。これは英語の音声認識をしてリアルタイム翻訳された日本語が、Translatorというアプリでスマホに表示されるというものです。
ちょっと意味不明な日本語もありますが、読む方が頑張れば結構わかります。
そうですね、ビジネスには厳しいけど、日常会話ならこのレベルでもニーズはあると思いました。
なんといってもリアルタイムですから!
弊社ではまだ機械学習しかやっていませんが、ニューラルをやる日も近いような気がします。
ああ、どなたか面白いデータを公開してください~(笑)
丸山茂広